<お申込方法>
交流会のお申し込みはFAXにて承ります。以下のパンフレット(PDF)に必要事項をご記入の上、FAXにてお送り下さい。
※交流会の日程、講演いただく企業が決定しましたら、その都度、本ページおよびパンフレットを更新いたします。
第1回 産学連携研究交流会の開催にあたって
公益社団法人 日本経営工学会 会長 慶應義塾大学 教授 河野 宏和
経済社会のグローバル化が急速に進む中、生産企業は、生産拠点の海外進出、グローバルな最適購買と物流網の構築、海外現地を含めた人財育成、IT/ICTの活用、生産準備を含めたリードタイムの短縮など、新たな時代にいかに競争力を高めていくか、多くの課題の中で模索しています。一方、経営工学は、企業の経営課題を解決するための工学的アプローチとして、その理論を深耕し、企業での適用事例を蓄積してきましたが、時代の変化が加速する中、その役割を周知すると共に、産業界のニーズに対応して理論体系を整理し、高度化していかなければなりません。
本研究交流会は、下記の4つをテーマとし、産業界と学界が日本のモノづくり活性化のために一体となって交流、議論、研究することを目的としています。
- 分科会1:経営力強化に向けて
- 分科会2:人財育成
- 分科会3:IT/ICTの活用
- 分科会4:生産準備・設備内製化・現場力向上
各分科会は、単なる見学に留まらず、大学教員による講義・企業事例の分析、見学企業での分析と検証という3回をセットとして開催します。
経営工学・IEの見方や考え方が日本のモノづくりにどのように貢献できるか、またどんな新たな見方や応用が必要となっているかを、メンバー間で議論し、自社課題へのヒントを探ります。
多くの方々の参加をお願いいたします。
本研究交流会は、4つの分科会で構成されます
(分科会1) 経営力強化に 向けて |
(分科会2) 人財育成 |
(分科会3) IT/ICTの活用 |
(分科会4) 生産準備 設備内製化 現場力向上 |
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開催期間・頻度 | 2015年12月〜2016年2月 毎月1回開催(計3回) |
2016年1月〜3月 毎月1回開催(計3回) |
2016年5月〜7月 毎月1回開催(計3回) |
2016年6月〜8月 毎月1回開催(計3回) |
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特徴 | グローバル時代に競争力を高める原点となる見方・考え方を議論します | 人財育成のために改善マインドを身に着ける考え方と方法を議論します | IT/ICT活用の可能性を経営工学の側面から議論します | 新しい現場力の活かし方について紹介し議論します | |
コーディネータ | 慶應義塾大学 教授 河野宏和 氏 |
青山学院大学 教授 松本俊之 氏 |
慶應義塾大学 准教授 稲田周平 氏 |
成蹊大学 教授 篠田心治 氏 |
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企業 | 現場見学会 | ミツバ(株)新里工場 | キユーピー(株)中河原工場 | 三菱電機(株) 名古屋製作所 |
(株)安川電機 入間事業所 |
改善事例紹介 | ①鍋屋バイテック(株) ②オグラ金属(株) |
①(株)クボタ ②リコーインダストリー(株) |
①(株)ブリヂストン ②依頼中 |
①マックス(株) ②(株)LIXIL |
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大学 | 研究事例紹介 | ①慶應義塾大学 教授 河野宏和 氏 ②慶應義塾大学 教授 坂爪裕 氏 |
①大阪工業大学 准教授 皆川健多郎 氏 ②神奈川大学 准教授 道用大介 氏 |
①名古屋工業大学 教授 荒川雅裕 氏 ②群馬大学 教授 関 庸一 氏 |
①成蹊大学 教授 篠田心治 氏 ②青山学院大学 教授 松本俊之 氏 |
(参考) JIIE分科会との関連 |
企業戦略 | 人財力 | 拡がるIE視点 | 現場力 |
現場見学会にて、同業の方は、お断りする場合があります。
参加いただきたい方々
経営工学的視点から、企業競争力向上について産学連携で継続的に交流・議論・研究することにご関心がある企業、大学関係者
参加費用・会場・申込方法
参加費(税別) |
① 日本経営工学会会員:1分科会・1名あたり 45,000円 ② 日本IE協会会員:1分科会・1名あたり 45,000円 ③ 上記会員以外:1分科会・1名あたり 50,000円 (*1)なお、会場までの交通費は別途ご負担いただきます。 (*2)日本経営工学会の賛助会員の方は、1分科会1名分は無料で参加いただけます。 |
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会場 |
① 企業の現場見学会の会場は、それぞれの受入企業・工場になります。 ② 事例紹介の会場は、成蹊大学(東京都武蔵野市吉祥寺北町3-3-1)になります。 |
申込方法 | 日本経営工学会のホームページ(http://www.jimanet.jp/)に最新情報を掲載しています。 パンフレットの末尾に掲載の申込書または、ホームページからダウンロードしてお申し込みください。 |
スケジュール
【各分科会で共通した進め方】
- 第1回目の冒頭で、コーディネータから、分科会についてオリエンテーションを行います。
- 各会合では、事例や見学にもとに、産学でのディスカッションを行います。
- 第3回目の最後に、コーディネータの指導のもと、分科会について、まとめ作業を行います。
分科会1 (経営力強化に向けて)
※詳細はこちらをご覧下さい(日本IE協会)。
コーディネータ: 慶應義塾大学ビジネス・スクール 教授 河野 宏和 氏
<内容>
生産企業の経営において、顧客に提供する最終製品の品質・コスト・納期を決めるのは現場です。現場の大切さに着目し、そこで働く人たちのモチベーションや安全性にも配慮しながら地道なQCDの改善を継続してきた企業には、時代の変化に左右されない競争力の基盤となる企業体質や技術力が蓄積されています。本分科会では、現場での標準化、改善、5S、設備保全などに地道に取り組むことが、いかに企業の競争力を強化し、どのように経営体質につながっていくか、そうした活動の基盤となる視点や考え方は何であるか、経営工学・IEはそれらの視点や考え方をどう強化していくのか、3社の事例の分析と見学を通じて深く考えます。
日時 | 会場 | 内容 | ||
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第1回目 | 2015年12月17日(木) 13:00~17:00 |
成蹊大学 または 慶應義塾大学 |
企業 改善事例紹介 | 鍋屋バイテック(株) 「鍋屋バイテック会社の成長要因を考える」 |
大学 研究事例紹介 | 慶應義塾大学ビジネス・スクール 教授 河野宏和 氏 「経営体質強化に向けての視点 - IEと改善をベースにした現場力強化の意義」 |
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第2回目 | 2016年1月19日(火) 13:00~17:00 |
群馬県桐生市 | 企業訪問・見学 | ミツバ(株) 新里工場 「変化し続ける工場をめざす継続的改善活動」 |
第3回目 | 2016年2月23日(火) 13:00~17:00 |
成蹊大学 または 慶應義塾大学 |
企業 改善事例紹介 | オグラ金属(株) 「叱る5Sから褒めて伸ばす5Sへ」 |
大学 研究事例紹介 | 慶應義塾大学ビジネス・スクール 教授 坂爪裕 氏 「3Sの徹底による発見型改善のすすめ(仮題)」 |
分科会2 (人財育成)
※詳細はこちらをご覧下さい(日本IE協会)。
コーディネータ: 青山学院大学 教授 松本 俊之 氏
<内容>
生産企業ではさらなる効率化が求められており、現場改善を実行できる人財育成が重要な課題となっています。それには、問題の所有者である現場の方々が、現場の問題を発見して、動作・もの・設備・情報の視点から改善案を考えて実行するための改善マインドが必要です。本分科会では、改善マインドを身に付けるための教育を、産学連携で実施した事例と情報システムの開発によって実施した事例とを紹介します。これらを題材にして、改善のための人財育成の在り方を議論したいと考えています。
日時 | 会場 | 内容 | ||
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第1回目 | 2016年1月22日(金) 13:00~17:00 |
成蹊大学 | 企業 改善事例紹介 | (株)クボタ 「クボタのモノづくり人材育成(5ゲン主義)」 |
大学 研究事例紹介 | 大阪工業大学 准教授 皆川健多郎 氏 「原理・原則にもとづいた 改善教材の開発とその活用」 |
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第2回目 | 2016年2月29日(月) 13:00~17:00 |
東京都府中市 | 企業訪問・見学 | キユーピー(株)中河原工場 「現場の改善活動を支える 中核人材の育成と 現場での取り組み」 |
第3回目 | 2016年3月11日(金) 13:00~17:00 |
成蹊大学 | 企業 改善事例紹介 | リコーインダストリー(株) 「見える化による改善、間接業務の改善、 ワンクリシステムによる情報の共有化、 基幹システムとの連携」 |
大学 研究事例紹介 | 神奈川大学 准教授 道用大介 氏 「間接業務の効率化のための改善活動と プログラミング教育」 |
分科会3 (IT/ICTの活用)
※詳細はこちらをご覧下さい(日本IE協会)。
コーディネータ: 慶應義塾大学 准教授 稲田 周平 氏
<内容>
各種の社会活動におけるビッグ・データの活用やドイツのIndustry 4.0に見られるような工場内でのロボット技術の積極的な活用等,近年の情報技術の急速な発展をベースに,産業界および学会では,IT(Information Technology)/ICT(Information and Communication Technology)の活用と研究開発が非常に重要なテーマになっています。本分科会では,このような社会的背景をベースに,主に生産企業での活動を中心にして,そこでのIT/ICTの活用事例を紹介すると共に,学術的な側面からの研究課題を考察します。これらを通じて,産業界におけるIT/ICT活用の可能性を経営工学・IEの側面から議論していきたいと思います。
日時 | 会場 | 内容 | ||
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第1回目 | 2016年5月20日(金) 13:00~17:00 |
成蹊大学 | 企業 改善事例紹介 | (株)ブリヂストン 「IoTを活用したブリヂストンのものづくり」 |
大学 研究事例紹介 | 名古屋工業大学 教授 荒川雅裕 氏 | |||
第2回目 | 2016年6月17日(金) 13:00~17:00 |
愛知県名古屋市 | 企業訪問・見学 | 三菱電機(株) 名古屋製作所 「『e-F@ctory(イーファクトリー)』化の取り組み」 |
第3回目 | 2016年7月15日(金) 13:00~17:00 |
成蹊大学 | 企業 改善事例紹介 | 依頼中 |
大学 研究事例紹介 | 群馬大学 教授 関 庸一 氏 |
分科会4(生産準備・設備内製化・現場力向上)
※詳細はこちらをご覧下さい(日本IE協会)。
コーディネータ: 成蹊大学 教授 篠田 心治 氏
<内容>
経営工学的視点からの現場力向上について、2つのテーマについて取り上げます。1つは、現場力を活かした生産準備活動です。現場での変種変量が進む中では、早期にやり易く効率的なラインを現場も一緒に立ち上げる事が大きな効果を生みます。他の1つは、強い現場力を作り出すには、現場自らが用いる設備や道具を構想する内製化する力をつける事が重要です。これらについて、新しい考え方と具体的な事例を紹介し、議論できればと考えています。
日時 | 会場 | 内容 | ||
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第1回目 | 2016年6月24日(金) 13:00~17:00 |
成蹊大学 | 企業 改善事例紹介 | マックス(株) 「現場の課題を解決する生産準備活動」 |
大学 研究事例紹介 | 成蹊大学 教授 篠田心治 氏 「経営工学を活用した新しい生産準備活動の提案」 |
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第2回目 | 2016年7月22日(金) 13:00~17:00 |
埼玉県入間市 | 企業訪問・見学 | (株)安川電機 入間事業所 「ロボットを徹底活用し自動化を推進」 |
第3回目 | 2016年8月26日(金) 13:00~17:00 |
成蹊大学 | 企業 改善事例紹介 | (株)LIXIL 「市場を見据えた生産設備の現場での開発」 |
大学 研究事例紹介 | 青山学院大学 教授 松本俊之 氏 「自動化を目指した現場改善のすすめ」 |