公益社団法人日本経営工学会
Last Update: 2022/11/15

経営工学を学びたい方

経営工学とは

 経営上の諸問題を発見して解決するための工学的アプローチを基本としたマネジメント技術といえます。

特徴その1:「対象が経営上の諸問題である」

 経営の要素である5M(Man,Machine,Material,Money,Method)を総合的に取り上げます。経営問題の解決に貢献することを目的とし、経営実務に役立つ学問です。もちろん、経営問題は民間企業だけでなく、NPO、地方自治体、国、地球全体など幅広い組織に関係しています。

特徴その2:「工学的アプローチを基本とする」

 工学的手法とは、科学理論と経験則を組み合わせたものであり、基本は現象などの正確な観察です。その観察結果について数学等を使って分析し、なんらかの目的関数を最大化(あるいは最小化)することを目指しています。数学を使うという点では「理系」の学問ですが、対象が経営問題であることから、文系的な発想も重視されます。具体的なアプローチの方法は、帰納・演繹、定量・定性、理論構築・文献調査・実証研究など研究アプローチは多彩です。

主要な研究テーマとしては

 分野別でみると生産管理・品質管理・ロジスティクス・人間工学・金融工学・財務会計・マーケティング・環境マネジメントなどがあります。手法的なキーワードでみると、数理統計や情報処理技術に代表とされる経営数理・情報の分野をはじめ、心理学的側面や社会科学的側面、また知識構造論、知的財産関連の知識なども対象となります。特に、解決すべき課題の数理モデルを構築し、最適な手法を求めるオペレーションズ・リサーチ(OR)という分野は、経営工学の主要なテーマとなっています。

社会で役立つ経営工学

 経営工学を役立てる場は多彩です。各種製造業はもちろん、商社、販売・流通小売、また地方自治体や公共機関など、業種業態は問われません。コンサルタントやシンクタンク、システムエンジニアとして活躍する際にも有用な知識です。中小企業診断士や技術士などの資格取得にも必要です。