学会紹介
学会概要
経営工学の進歩発展に関連する事業を促進し,学術,文化の発展に寄与することを目的とする。経営工学とは,経営上の諸問題を発見して解決するための,工学的アプローチを基本としたマネジメント技術である。
1.会員の種類
- 名誉会員
経営工学に関する学識経験が深く,本学会に顕著な貢献をなした者。 - 正会員
経営工学に関心のある学識経験者,大学院生(博士後期課程),実務家,技術スタッフなど。 - 学生会員
大学院博士前期(修士)課程の学生,大学学部生,またはこれに準ずる者。 - 賛助会員
本学会の目的に賛同し,その事業に参加及び援助する法人または団体。
会員になれば次の特典が得られます。
- 本部,支部活動への参加資格
- 学会誌「日本経営工学会論文誌」「経営システム」の配布
- 経営工学会論文誌への会員価格による投稿資格(論文掲載料の割引)
- 研究発表大会への会員価格による参加資格(参加費の割引)
- 研究部門事業への参加資格
- メールマガジンによる各種情報の配布
- 支部活動(講演会,学生論文発表会,工場見学等)への参加資格
- 学会賞などの受賞資格
2.「日本経営工学会論文誌」と「経営システム」誌
1951年以来,研究論文の掲載と情報交換を主な目的として「日本経営工学会誌」(1974.6以前は「日本工業経営学会誌」)を発刊してきました。1991年には「経営システム」誌を創刊し,さまざまな特集を組み,企業での経営工学の応用研究を支援してきました。1996年には「日本経営工学会誌」を「日本経営工学会論文誌」と改め,研究論文の質を一層向上させるとともに,多様な論文の掲載に努めてきました。これらの会誌は大学や企業において高く評価されています。
3.研究発表大会の開催
年2回(春季および秋季)の大会
研究成果の発表会,研究発表,予稿集の発行 (理論研究,基礎研究,応用研究,実証的研究,産学共同研究,企業の事例研究発表) 特別講演会,総会(年1回),懇親会,セミナー,講演会,工場見学会
4.国際大会の開催
日本からの大学・企業の研究者ならびに大学院生の参加
経営工学国際会議(International Conference on Production Research,ICPR)は経営工学分野における 国際的な会議であり,2年おきに世界各国で開催されています。日本からは毎回70―80名の大学・企業等に所属する 研究者ならびに大学院生の参加・発表があり,日本からの発表は毎回世界の研究者より注目されています。 その主要なテーマは,産業における新しい経営および管理技術の基礎と応用に関する研究です。 1997年に大阪で開催された第14回日本大会は,日本学術会議(第5部工学ならびに第3部経営) の後援を得ました。
5.セミナー,見学会,テクニカル・ ビジットなどの開催
- 講習会や講演会,懇話会などが適宜開催
- 大会時の工場見学
- 先進工場の見学,その後課題討議をするテクニカル・ビジットの開催
- 特に賛助会員を対象とした経営工学定例セミナー
- 経営ソフトウェアの開発成果を発表するマネジメント・ソフトウェア・コンファレンス
- 地方講演会
6.出版活動
- 論文誌「日本経営工学会論文誌」の発行 (1951年発刊)
- 「経営工学便覧」の出版(1975年10月)
- 「経営システム」誌の発行(1991年―)(論説,解説,展望,座談会,学会の最新情報,セミナー,工場見学会などの案内)
- 「経営工学ハンドブック」 の出版(1994年9月)
- 「JIS 生産管理用語(JIS Z 8141:2001年3月改正)」 の原案作成
- 「生産管理用語辞典」の創立50周年記念出版(2002年3月)
7.研究部会による研究活動
- 大学・企業等における重要な問題について産学共同研究
- 誰もが自由に参加できるオープン形式の研究部会