生産物流研究部門 平成26年度第3回日中自動車産業の比較分析研究会 2月21日(土)開催案内 ―――
生産物流研究部門 日中自動車産業の比較分析研究プロジェクト
主査 方 蘇春(聖泉大学)
副査 北條仁志(大阪府立大学)
中国では年間約2,000万台の車が生産販売されており、日本の自動車業界にとって、中国はアメリカやヨーロッパを超える世界最大な市場である。本プロジェクトでは経営工学的な手法を用いて、日中両国の自動車産業の生産方式やサプライチェーンシステムなどを系統的に比較分析することを通じて、日本自動車メーカーの強みであるエコカー技術や環境配慮型生産方式などを中国自動車産業への適用、それに伴う生産販売シェア拡大の方策を提言していくことを目的とし、下記要綱にてH26年度第3回研究会を開催致します。
万障お障繰り合わせの上、御出席賜りますようお願い申し上げます。
なお、準備の都合上、研究会にご参加いただけます方は
***** 平成27年2月14日(土)まで *****
に、幹事の北條宛(hojo@mi.s.osakafu-u.ac.jp)にご連絡いただきますようよろしくお願いいたします。
日時:平成27年2月21日(土) 10:00-12:00
場所:広島大学 総合科学研究科(東広島キャンパス)J棟3階 J306講義室
広島県東広島市鏡山一丁目7番1号
アクセス:
http://www.hiroshima-u.ac.jp/top/access/higashihiroshima/
キャンパスマップ:
http://www.hiroshima-u.ac.jp/add_html/access/ja/saijyo4.html
プログラム:
10:00~11:00
講演「中国自動車産業における日本のサプライヤー・システム分析」
講師 広島大学大学院総合科学研究科准教授 山崎 修嗣 氏
講演概要 現在、自動車産業は急激な技術革新が行われ、今後も
そのスピードが早くなることが、予想される。また完成車メーカ
ーもサプライヤーも、グローバル展開により、共通化の効果をあ
げ、現地での販売をたかめることが求められている。巨大自動車
市場である中国では、全ての自動車関連企業が進出し、価格・品
質競争が、展開している。その中で、日系メーカーも一定のシェ
アを獲得している。ただ、ドイツ系などに比べると現地のユーザ
ーの信頼を勝ち得ているとは、言い難い。
本報告では、上記の課題がある日系メーカーの現地展開を、サ
プライヤー・システムを中心に分析を行う。日本のサプライヤー
・システムは、グローバル化が求められた2000年前後から再編過
程にある。取引関係も変動が、大きいが、資本関係がメーカー間
で、違う対応が現れた。資本関係については、関係強化してきた
トヨタ・ホンダと関係を解消、もしくは限定した日産・マツダに
区分できる。この違いは、グローバル展開全体に対しては、中国
に限定して、報告を行う。また中国において、グローバルサプラ
イヤーを大きな役割をはたしているので、中国の民族系メーカー
とともに比較を行う予定である。
11:00~12:00 自由討議、話題提供など
問い合わせ先:研究プロジェクト幹事 北條 仁志(hojo@mi.s.osakafu-u.ac.jp)