<お申込方法>
交流会のお申し込みはE-mailまたはFAXにて承ります。以下の申込書(Word)に必要事項をご記入の上、E-mailまたはFAXにてお送り下さい。
第3回(分科会5)産学連携研究交流会パンフレット(PDF)
第3回(分科会6)産学連携研究交流会パンフレット(PDF)
※交流会の日程、講演いただく企業が決定しましたら、その都度、本ページおよびパンフレットを更新いたします。
第3回 産学連携研究交流会の開催にあたって
公益社団法人 日本経営工学会 会長・金沢工業大学 教授 石井 和克 氏
経済社会のグローバル化が急速に進む中、生産企業は、生産拠点の海外進出、グローバルな最適購買と物流網の構築、海外現地を含めた人財育成、改善と標準化、IT/ICTの活用など、新たな時代にいかに競争力を高めていくか、多くの課題の中で模索しています。一方、経営工学は、企業の経営課題を解決するための工学的アプローチとして、その理論を深耕し、企業での適用事例を蓄積してきましたが、時代の変化が加速する中、その役割を周知すると共に、産業界のニーズに対応して理論体系を整理し、高度化していかなければなりません。
本研究交流会は、産業界と学界が日本のモノづくり活性化のために一体となって交流、議論、研究することを目的としています。
各分科会は、単なる見学に留まらず、大学教員による講義・企業事例の分析、見学企業での実践課題の分析と検証、演習の実施など3回をセットとして開催します。
経営工学・IEの見方や考え方が日本のモノづくりにどのように貢献できるか、またどんな新たな見方や応用が必要となっているかを、産学・異業種のメンバー間で議論し、自社課題の解決へのヒントを探ります。
経営工学の理論とその応用に関心のある多くの方々の参加をお願いいたします。
第3回は2つの分科会を追加開催します
分科会5(ITとカイゼン)
コーディネータ:大阪工業大学 工学部 環境工学科 教授 皆川 健多郎 氏
<内容>
現場のカイゼン活動に関する手段として、今日、IT/ICTの利活用は不可欠ともいえる。
IoTそしてAI、さらにはロボットなど、今日多くの手段が提供されている。しかし、手段ありきの考え方はこれらの技術を「魔法の杖」のごとく解釈をし、本来のカイゼンの目的から乖離してしまい、かつ成果に結びつけることが困難になるといったケースも見受けられます。カイゼンの延長線上にこれらの手段があると理解すれば、ITとカイゼンのあるべき姿について、今一度みなさまと考えることができればとの想いから、テーマを“ITとカイゼン”として分科会を企画いたしました。
今回の分科会では、見学例会を2回とした従来とは異なる開催形式となっています。
ぜひとも多くの方々のご参加をお待ち申し上げています。
回 | 日時 | 会場 | 内容 | |
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第1回例会 | 2019年1/10(木) 13:00~17:30 |
東京都 千代田区 |
企業/ケース | 「モノの3S・場所の3S・情報の3S ~3Sから文書管理システムと生産管理システムの取り組み事例の紹介~」 枚岡合金工具(株) IT事業部 鈴木 友哉 氏
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大学/研究 | 「ITとカイゼンの関係」 城西大学 経営学部 准教授 木内 正光 氏
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第2回例会 | 2019年2/6(水) 13:30~17:00 |
京都府 京都市 |
企業/見学 | 「一人ひとりの能力が発揮できる職場づくり(仮)」 オムロン京都太陽(株) 製品:ソケット・センサー・リレー、体温計・血圧計・電源
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第3回例会 | 2019年3/7(木) 13:00~17:00 |
佐賀県 鳥栖市 |
企業/見学 | 「IT活用による工場・工程改善の推進(仮)」 (株)ブリヂストン 鳥栖工場 製品:乗用車用ラジアルタイヤ
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分科会6(改善活動を発展させるために、IoTの基本構造を座学と演習から学ぶ)
コーディネータ:青山学院大学 経営学部 経営学科 教授 玉木 欽也 氏
<内容>
デジタル化生産革新は、社内の情報システムや外部のシステムベンダー主導では不可能であり、「現場」から生まれるといわれています。なぜなら、実際にモノとコトづくりの仕組みそのものに熟知していなければ、デジタル化をして何をしたいのか、モノがどのようなコト(状態)の時にデータを収集すればよいのか、収集したデータ解析結果をどのように活用するのかなど、新しい生産現場づくりの発想自体が生れてこないからです。
本交流会の第1回目には、「百聞は一見にしかず」ということで、IoTやAIなどを実践的に活用している工場見学、またはそのようなデジタル化プロジェクトを推進してきた担当者の体験談を聞き、ディカッションをします。
第2回目は、最近開発・販売されはじめたIoTとプラットフォームの教育用機器を活用して、デバイスとIoT、そしてインターネットを介して、プラットフォーム間を相互に「つなぐ基本操作法」の実習に挑戦します。
最後の3回目は、これまでの工場見学とハンズオン実践研修の学びをもとに、自らの生産現場をデジタル化した未来像を、グループ・ワーク実習を通して描きます。
3回の例会を通して、IoTの基本をきちんと理解し、自ら改善を進めることができる人材を育成します。
回 | 日時 | 会場 | 内容 | |
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第1回例会 | 2019年1/23(水) 13:00~18:00(予定) |
富士通(株)小山工場・富士通テレコムネットワークス(株) | 現場見学 | 「IoTを活用した工場全体の見せる化と生産性向上活動」 富士通(株)小山工場・富士通テレコムネットワークス(株) 製品:ネットワーク機器・装置・システム
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第2回例会 | 2019年2/22(金) 10:30~16:45 |
東京都 渋谷区 |
実習 | 「IoTとプラットフォームの基本操作の実習とグループプディスカッション」 【指導講師】青山学院Hicon 主幹研究員 小野 好之 氏
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第3回例会 | 2019年3/26(火) 13:00~17:20 |
東京都 渋谷区 |
グループワーク | 「自らの生産現場をデジタル化した未来像を描く」 【指導講師】青山学院大学 教授 玉木 欽也 氏
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参加いただきたい方々
経営工学的視点から、企業競争力向上について産学連携で継続的に交流・議論・研究することにご関心がある企業、大学関係者
参加費用
参加費(税込) |
(*1)なお、会場までの交通費は別途ご負担いただきます。 |
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スケジュール
各分科会で共通した進め方
- 第1回目の冒頭で、コーディネータから、分科会についてオリエンテーションを行います。
- 各会合では、企業・大学からそれぞれ事例をご講演いただきます。(見学会では企業事例のみ)
- 講演後、グループに分かれてディスカッションを行います。
- ディスカッション後、グループごとに発表を行い、コーディネータ総括を行います。
- 第3回目の最後に、コーディネータの指導のもと、分科会について、まとめ作業を行います。