平成21年4月
(社)日本経営工学会北陸支部
ご関係者の皆様

金沢高専　中野　真

平成21年度製造中核人材育成セミナー「クオリティマネジメント統合特論」開講のご案内

団塊世代の熟練技術者の退職が始まり、モノづくりの技術承継が危愼される等、企業を取り巻く経営環境は予断を許さない状況にあります。そのような中、市場や技術の急激な変化に対応できる産業人材の育成・強化は、企業の持続的発展の欠かせないものになっています。
また、北陸地域の特徴である優れた個別受注生産や変種変量生産形態下での品質、原価および納期管理技術を継承、発展させるためには、生産工程の一部分の最適化だけでなく工場全体の最適化と継続的な改善を図る能力を持った生産工程管理者の育成は重要な課題です。
金沢工業大学情報マネジメント研究所では、平成17～20年度の約4年間にわたり、北陸地域の製造業の工程管理ノウハウを基にした教育プログラムを研究・開発し、これらの成果を地域に還元すべく、次代を担う中核技術者の育成支援を目的とした「製造中核人材育成セミナー」3コースを開催し、これまでに延べ97名の修了生を輩出して来ました。
平成21年度も従前通り、製造中核人材育成セミナー3コースを実施し、その第1弾として工程FMEA、変化点管理及びリスクマネジメントを核とした「クオリティマネジメント統合特論」コースをご案内申し上げます。