第27期 第9回理事会だより

第27期理事会の第9回会合が平成16年10月22日(金)、キャッスルイン金沢1階第1会議室にて開催され、理事12名、監事2名が出席しました。

議事録署名人として宇井徹雄氏、竹安数博氏の2名が選任されました。

平成16年8月26日現在(日本学会事務センターからの会員データ引継時点)、名誉会員22名、正会員2,008名 学生会員 254名、 賛助会員 35社35口です。

今回の理事会では以下のことが審議されました。

  1. (社)日本経営工学会ホームページ管理細則(案)について
    (社)日本経営工学会ホームページ管理細則(案)が提案され、慎重に協議した結果、ホームページアドレスを細則に明記することとして、承認されました。なお、支部ホームページを学会ホームページの下に設置することが可能になりましたが、各支部の責任で更新する体制等について支部委員会で細部を詰めた後に、細則へ反映させることになりました。
  2. 大会細則の改定について
    大会細則の改定(案)が提案され、慎重に協議した結果、原案どおり承認されました。改定点は事務局移転に伴う住所(大会細則書式1)およびFAX番号(FAX送信書)の書き換えです。
  3. (財)日本学会事務センター破産と新事務局設置に関する説明会について
    (財)日本学会事務センター破産に伴う学会預け金(業務委託費と相殺後の残金で学会の損金)は、2,848,782円に上り、当初の予想を大きく上回ったことが明らかになりました。その理由は、(1)収入が監査資料および推定額より約200万円多かったこと、(2)前年度繰越未払費約90万円(学会誌印刷費用)を学会が支払ったこと、(3)支部交付金が一部支部へ支払われていなかったこと(35万円)、(4)(財)日本学会事務センターへの支払いが予想より85万円多かったこと(預け金は減る)によります。(財)日本学会事務センターから学会誌刊行センターへの約285万円の支払いが請求から2ヶ月以内に速やかに行われておれば学会預け金がゼロになっていた可能性もあることが明らかになりました。
    また、(財)日本学会事務センターの管理責任による不明金が平成15年度に約300万円発生していることも明らかになりました。
    これらの預け金や不明金の発生を防ぐため、今後は、(1)学会名義の郵便振替口座、銀行口座で現金を管理すること、(2)収支をきめ細かく監査すること、(3)現金を直接扱う仕事は理事が責任を持つこと、(4)事務局員を理事会・大会・委員会へ派遣しないこと、(5)事務局任せにせず、自前でできることは自前でやることを基本方針とすることが承認されました。
    これらを慎重に協議した結果、説明会における説明内容は原案どおりとすることが承認されました。
  4. 経営システム誌編集委員会運営細則の改定について
    経営システム誌編集委員会運営細則の改定(案)が提案され、協議の結果、一部修正の上、承認されました。今回の改定の趣旨は、研究論文がすべて日本経営工学会論文誌に掲載されるようになったにもかかわらず平成4年5月22日に細則が制定されたまま改定されていなかったこと、および学会ホームページの更新作業が編集委員会の定常会務となったこと等から、細則を実態に合わせる必要が生じたからです。また、企画・編集・発行会務の実態をより的確に表現することにより、委員会活動を一層活性化させることを考慮しています。
  5. ホームページデザインコンテスト審査委員会について
    庶務委員会の構成員全員で審査委員会を構成し、ホームページ担当者にはオブザーバーとして意見を述べてもらうことにしたいとの提案があり、協議の結果、承認されました。
  6. 特別委員会2
    経営工学会の現状、経営工学会の新展望、産学官連携活動、シンポジウム開催等について、前回に続いて報告がありました。また、来年度春季大会では行事委員会主催のショートコースを設けず、行事委員会は特別委員会1・2のシンポジウムの支援に回るとの説明がありました。また、シンポジウムの持ち方として2案が提案され、特別委員会1および2とも協議しながらさらに煮詰めていくことになりました。
  7. 経営システム誌編集委員会
    経営システム誌の今後の予定(第14巻4号~第15巻1号)、秋季研究大会でのバックナンバー頒布計画、10月14日現在の経営システム誌予算執行状況について報告がありました。今秋季研究大会では、バックナンバーの頒価を論文誌1,700円/冊、経営システム2,500円/冊、年間購読料1万円とすることが提案され、協議の上、承認されました。
  8. 表彰委員会
    優秀学生賞の追加承認の件について報告がありました。これは、平成15年度優秀学生賞のうち3月末に推薦された学生1名について、受賞者リストへの記載および特典としての入会金無料・1年間会費無料による入会手続きが済んでいたにもかかわらず、賞状と筒が送付されていなかったものであり、すべて処置したとの報告がなされ、承認されました。
  9. 企画委員会
    秋季研究大会で企画委員会主催のシンポジウム「日本経営工学会活性化へのアプローチ -- 若い芽から --」を開催するとの報告がありました。また、本シンポジウム内容は経営システム誌に掲載することになりました。
  10. JABEE委員会
    FMES/JABEE委員会でJABEE審査が行われていること、経営工学分野のJABEE審査員養成対象として2名が追加されたことの報告がありました。また、10月15日のFMES/JABEE委員会で大学院レベルの認定基準作成の方向が打ち出されたこと、12月にエンジニアリング・デザインの国際会議が開かれることの報告がありました。
  11. 国際・渉外委員会
    1件の協賛依頼があり、了承したとの報告があり、承認されました。安全工学シンポジウムの共催依頼については関係者からより詳しい情報を集め、次回理事会に報告することになりました。
  12. 行事委員会
    秋季研究大会において行事委員会主催のショートコースで、『事例にみるRFID』をテーマとして開催するとの報告がありました。なお、来年春季大会でのショートコースについては特別委員会2の項で報告したとおり、特別委員会1・2のシンポジウムの支援に回り、単独では開催しないとのことでした。
  13. 会員委員会
    学会パンフレットを約200大学に郵送すること、印刷経費は入会申込書、郵送費を含めて22~23万円になることの報告がなされ、承認されました。また、除名対象者についての報告があり、何年の会費滞納者までを権利停止とし、除名対象にするかについて早急に会員委員会で詰めることになりました。これには、役員選挙との関連で12月末までに確定してもらいたいとの要望が出され、来年5月総会で3/4の議決を得るため会員数を精査してもらいたいとの要望も出されました。
  14. 日本経営工学会論文誌編集委員会
    現在企画中の英文特集号に対し20数件の投稿があり、現在2、3編が掲載可になっていますが、2月号プラス・アルファになるかもしれないとの報告がありました。
  15. 大会委員会
    平成16年度秋季研究大会の事前参加申し込みが正会員178名、非会員2名、学生会員73名、計253名であることが報告されました。

次回理事会は平成17年1月7日(金)14:00から大阪(中央電気倶楽部)で開かれます。

以上