2002年 秋のショートコース
開講のご案内

主催:
(社)日本経営工学会
日時:
12月7日(土)13:15-16:30(開場13:00)
会場:
新宿西口 工学院大学11階第8会議室
西新宿1-24-2
TEL (3340)0121
(駅地下ロータリーより西口公園方面左側歩3分)
会費:
JIMA会員とJIMA研究部会メンバーは無料。他は2000円
出席連絡先 e-mail:
jima-gyoji@bcasj.or.jp

 出席を希望する方はこの連絡先に出席の旨、氏名、所属、 Eメール等の連絡をお願いします。 事前登録制とし会場の定員よりオーバーした場合はお断りする場合があります。 (代替会場が取れない場合。)

テーマ:「グローバル企業の経営工学ソリューション」

 経営の複雑さや経営環境の変化が加速している産業界の中で、 企業が生き残り繁栄していくためには、時代の流れを的確に把握し、 学習・具現化することが必要です。 JIMA会員のアディショナルな知識の幅を広げる場を提供するのが、 ショートコースの主旨です。

 従来、大会併設で開催しておりましたが、 広く産業界会員の方々にも参加して頂くことを念頭におき、 ショートコースを、今秋は東京で開催いたします。

 今回は、大半の日本企業がグローバル化している時代に、 経営工学卒業生が就職して即役立つグローバル企業運営上の知識を深め、 グローバル企業の経営工学ソリューションを体系的に学べる機会を提供したいと存じます。

 講師は、例会の会場を使って共同開催することになりましたJIMA製造業 マネジメント教育研究部会の産業界メンバーです。

プレゼンテ-ター2名 豊島 文雄(JIMA主査)
高本 雄治(サッポロビール)

ショートコースプログラム:

1. 「日本製造業のグローバル化経緯と運営の現況」 (1:15-2:00)
豊島 文雄(製造業マネジメント教育研究部会 主査)
2. 「企業活動のモデル化」 (2:10-2:45)
高本 雄治(サッポロビール株)
3. 「グローバル企業の経営工学ソリューション」 (2:55-4:00)
豊島 文雄(製造業マネジメント教育研究部会 主査)
4. 質疑応答 (4:00-4:30)

ショートコースプログラムの概要:

「企業活動のモデル化」

講師:
高本 雄治(サッポロビール株)
要旨:
企業を成長させるためには、企業活動の指針、 企業の内部変革が求められ、 そのために種々のマネジメント手法が開発・提案されている。 新規のマネジメント手法の導入は、 企業にとって多かれ少なかれ負担となることから、慎重な対応が求められる。 これまでのマネジメント手法の多くは、実際の企業での導入事例に基づき提案され、 企業に受け入れられている。 しかしながら、導入の可否には、 その企業が属する市場特性および企業特性等が影響を与えることから、 導入する場合のシミュレーションは欠かせない。 このことから、市場での競争を考慮した 企業マネジメントに基づく企業活動をモデル化することが重要である。 本モデルは、企業内外の企業活動に与える影響因子をかなり限定したものであるが、
  1. 「スピード重視のマネジメント」による企業活動
  2. 「情報収集力・情報伝達のスムーズさ重視のマネジメント」による企業活動
の企業成長モデルを構築し、コンピュータ・シミュレーションを行ったので報告する。

「日本製造業のグローバル化経緯と運営の現況」および「グローバル企業の経営工学ソリューション」

講師:
豊島 文雄(製造業マネジメント教育研究部会 主査)
要旨:
今回は、大半の日本企業がグローバル化している時代に、 大学卒業生が就職して即役立つグローバル企業運営上の知識を深め、 グローバル企業の経営工学ソリューションを体系的に学べる機会を提供するトライアルをいたします。 テーラの分業化と情報とモノの流れを分けて処理するやり方が反って経営を複雑化していた20世紀の経営工学から分業を否定するセル生産システムと SCMやTOCの動きの代表する 「21世紀のモノの流れに同期する情報の流れにより最適効率経営が可能になった時代」 の経営工学ソリューシ ョンを紹介するトライアルをしてこれをたたき台にして皆さんとティスカッションいたしたいと存じます。